レンズ豆、ひよこ豆、黒豆…豆の種類別戻し方と調理法

豆の種類別戻し方と調理法

レンズ豆

レンズ豆は、種類が豊富で、それぞれに特徴があります。水に浸ける必要がないものがほとんどですが、調理法によっては下準備で戻すことで、より早く、均一に火が通りやすくなります。

種類と特徴

  • 赤レンズ豆:皮が薄く、加熱すると崩れやすい。スープやカレー、ピューレに適しています。
  • 緑レンズ豆:比較的しっかりとした食感があり、サラダや煮込み料理に向いています。
  • 茶レンズ豆:一般的で、様々な料理に使いやすいです。
  • 黒レンズ豆(ベロッテ):皮がしっかりしており、食感が良い。サラダや付け合わせに。

戻し方

多くのレンズ豆は、水に浸ける必要はありません。洗ってから直接調理に使用できます。

ただし、急速に柔らかくしたい場合や、豆の芯までしっかり火を通したい場合は、1~2時間程度、水に浸けてから調理すると良いでしょう。特に、緑レンズ豆や黒レンズ豆は、浸水することで調理時間を短縮できます。浸水時間は豆の鮮度や大きさによっても変わります。時々水を替えることで、豆の風味を保ちやすくなります。

調理法

  • スープ・カレー:赤レンズ豆は煮崩れやすいため、スープやカレーのベースとして最適です。他の豆や野菜と共に煮込むことで、栄養価も高まります。
  • サラダ:緑レンズ豆や黒レンズ豆は、茹でてから冷まし、ドレッシングと和えることで、彩り豊かなサラダになります。
  • 煮込み料理:レンズ豆は肉や野菜と共に煮込むことで、旨味を吸い込み、深みのある味わいになります。
  • ピューレ:赤レンズ豆を柔らかく煮てから潰すと、滑らかなピューレができます。

ひよこ豆

ひよこ豆は、独特のホクホクとした食感と、ほんのりとした甘みが特徴です。調理前に水で戻すことが必須です。

戻し方

ひよこ豆は乾燥した状態で販売されていることがほとんどです。調理する前には、一晩(6~8時間以上)、たっぷりの水に浸けて戻す必要があります。戻す水の量は、豆の倍量以上が目安です。戻すことで豆が約2~3倍に膨らみますので、容器の大きさに注意しましょう。

急いでいる場合は、熱湯で2~3時間浸けて戻す方法もありますが、風味が多少落ちる可能性があります。

戻した後は、水気を切り、調理に使用します。水に浸けていた水は使用しません。

調理法

  • フムス:ひよこ豆の代表的な調理法です。茹でたひよこ豆を潰し、タヒニ、レモン汁、ニンニク、オリーブオイルなどと混ぜ合わせます。
  • サラダ・和え物:茹でたひよこ豆は、野菜と和えたり、サラダのトッピングにしたりと幅広く使えます。
  • 煮込み料理:カレーやシチューに加えると、食感のアクセントになり、満足感もアップします。
  • 揚げ物:衣をつけて揚げると、スナック感覚で楽しめます。
  • ロースト:オーブンでローストすると、香ばしくカリッとした食感になります。

黒豆

黒豆は、お正月のおせち料理でお馴染みですが、普段の料理にも活用できます。独特の風味と、煮汁の黒さが特徴です。

戻し方

乾燥黒豆は、調理前に一晩(6~8時間程度)、たっぷりの水に浸けて戻します。豆が戻ったら、水気を切ってから調理します。戻す水の量は、豆の倍量以上を目安にしてください。

鉄鍋で煮ると、黒豆の色が鮮やかに仕上がると言われています。また、煮る際に重曹を少量(豆100gに対し小さじ1/4程度)加えると、柔らかく煮えやすくなりますが、入れすぎると風味が損なわれるので注意が必要です。

調理法

  • 甘煮:黒豆の最も一般的な調理法です。砂糖、醤油、塩などで甘く煮ます。おせち料理の定番です。
  • 黒豆茶:煮出した後の煮汁や、煮た黒豆を乾燥させてから煮出すことで、黒豆茶になります。
  • 和え物:甘く煮た黒豆を、きな粉や黒蜜と和えるのも美味しいです。
  • パン・お菓子作り:黒豆を生地に混ぜ込んだり、トッピングしたりすることで、風味豊かなパンやお菓子が作れます。
  • サラダ:甘煮にした黒豆を、サラダに加えると、彩りと食感のアクセントになります。

その他の豆

大豆

大豆は、多様な食材の原料となる万能な豆です。調理前に一晩(6~8時間以上)、たっぷりの水に浸けて戻すことが必須です。戻した大豆は、水気を切ってから、豆腐、味噌、醤油、納豆などの加工品にしたり、そのまま煮豆や炒り豆にしたりします。煮る際には、アクを丁寧に取り除くことが美味しく仕上げるコツです。

小豆

小豆は、ぜんざいやおはぎなどの和菓子によく使われます。乾燥小豆は、数時間(3~4時間程度)水に浸けて戻すか、熱湯で1時間程度茹でてから、さらに煮込みます。小豆は煮崩れしやすいため、最初から強火で煮るのではなく、弱火でじっくり煮るのがポイントです。

いんげん豆・そら豆

いんげん豆やそら豆は、新鮮なものが出回る季節には、さやごと調理されることも多いですが、乾燥豆の場合は、一晩(6~8時間程度)水に浸けて戻してから、煮込み料理やスープ、サラダなどに使用します。そら豆は、戻さずにそのまま炊き込みご飯に使うこともあります。

ミックスビーンズ

ミックスビーンズは、複数の種類の豆がブレンドされたものです。一般的には、水に浸けて戻す必要はありません。そのままパッケージの指示に従って、スープやカレー、サラダなどに加えて調理できます。ただし、豆の種類によっては、戻しが必要な場合もあるため、パッケージの表示をよく確認しましょう。

まとめ

豆は、それぞれの種類によって最適な戻し方や調理法が異なります。乾燥豆を調理する際には、事前の浸水が風味や食感を向上させ、調理時間を短縮する鍵となります。今回ご紹介した豆の種類別情報を参考に、様々な豆料理に挑戦してみてください。豆は、食物繊維やタンパク質が豊富で、健康的な食生活に欠かせない食材です。美味しく、そして効果的に豆を活用しましょう。