米・雑穀・惣菜・弁当・冷凍レトルト・調味料:麺の茹で汁を使ったパン、ピザ生地のレシピ
日々の食卓に欠かせない米、雑穀、惣菜、弁当、冷凍レトルト、調味料。これらの食材を上手に活用することで、食費の節約や無駄の削減に繋がります。特に、調理の際に生じる「麺の茹で汁」は、捨ててしまうにはもったいない栄養素を含んでいます。今回は、この麺の茹で汁を最大限に活用した、パンとピザ生地のレシピを詳しくご紹介します。
麺の茹で汁活用のメリット
麺を茹でる際に、麺のでんぷん質や一部のミネラルが茹で汁に溶け出します。この茹で汁をパンやピザ生地に使うことで、以下のようなメリットが期待できます。
- 生地の風味向上: 麺のでんぷん質が生地にコクや旨味を与え、より豊かな風味になります。
- 生地のしっとり感: でんぷん質が水分を保持しやすくなるため、焼き上がった生地がしっとりと仕上がります。
- 栄養価の向上: 麺に含まれるミネラルなどが生地に取り込まれ、栄養価が少し向上します。
- 食感の変化: 麺の成分が生地のグルテン構造に影響を与え、独特の食感を生み出すことがあります。
- 節約: 水の代わりに麺の茹で汁を使用することで、水道代の節約にも繋がります。
パン生地レシピ:麺の茹で汁でふっくらパン
このレシピでは、手軽に作れる食事パンを想定しています。ライ麦や全粒粉などの雑穀を混ぜ込むことで、さらに風味豊かで栄養価の高いパンになります。
材料(2個分)
- 強力粉: 250g
- 雑穀(お好みで): 50g (ライ麦粉、全粒粉、もちきびなど。細かく挽いたものがおすすめ)
- ドライイースト: 3g
- 砂糖: 10g
- 塩: 5g
- ぬるめの麺の茹で汁: 180g〜200g (後述の「麺の茹で汁の準備」を参照)
- 無塩バター(室温に戻す): 20g
麺の茹で汁の準備
パスタやうどん、そばなどの麺を茹でた後の茹で汁を使用します。 麺の種類によって風味が変わるため、お好みの麺で試してみてください。
- 薄味の麺で: 塩分の少ないパスタやうどんの茹で汁がおすすめです。
- 濃い味の麺は避ける: ラーメンのスープが残っているような、塩分や油分が多い茹で汁は生地の出来に悪影響を与える可能性があるため避けてください。
- 冷蔵・冷凍保存: 茹で汁は、粗熱を取ってから清潔な容器に入れ、冷蔵庫で2〜3日、冷凍庫で1週間程度保存可能です。
- 温度: 生地に使用する際は、人肌(30〜40℃)程度に温めてから使用します。
作り方
- ボウルに粉類を合わせる: 大きめのボウルに強力粉、雑穀、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡だて器で軽く混ぜ合わせます。
- 麺の茹で汁を加える: ぬるめに温めた麺の茹で汁を少しずつ加えながら、ヘラやスプーンで粉っぽさがなくなるまで混ぜます。生地がまとまってきたら、手でひとまとめにします。
- こねる: 台の上に取り出し、生地がなめらかになるまで10〜15分ほどこねます。生地が手にくっつく場合は、打ち粉(強力粉)を少量使用しても構いません。
- バターを加えてこねる: 生地の表面がなめらかになったら、室温に戻したバターを加えて、生地に練り込むようにさらに5〜10分こねます。バターが全体に馴染み、生地が弾力を持つようになればOKです。
- 一次発酵: 生地を丸くまとめ、ボウルに戻し入れ、ラップをかけます。暖かい場所(28〜30℃)で、生地が2倍の大きさになるまで40〜60分ほど置きます(一次発酵)。
- ガス抜きと分割: 発酵が終わったら、生地を軽く押さえてガスを抜きます。生地を2等分にし、それぞれ丸め直して、濡れ布巾をかけて15分ほど休ませます(ベンチタイム)。
- 成形: 休ませた生地を、お好みの形に成形します。丸パン、楕円形、ローフ型など、自由な形で作れます。
- 二次発酵: 成形した生地をオーブンシートを敷いた天板に並べ、乾燥しないようにラップや濡れ布巾をかけ、暖かい場所(30〜35℃)で、生地が一回り大きくなるまで30〜40分ほど置きます(二次発酵)。
- 焼成: 200℃に予熱したオーブンで、15〜20分ほど、焼き色がつくまで焼きます。
ポイント
- 生地の固さ調整: 麺の茹で汁の水分量は、粉の種類や湿度によって変わります。生地の固さを見ながら、茹で汁の量を調整してください。
- 雑穀の活用: ライ麦や全粒粉を加えることで、香ばしさと栄養価がアップします。細かく挽いたものを選ぶと、生地に馴染みやすくなります。
- 発酵の温度: 発酵は温度が重要です。オーブンの発酵機能を利用したり、室温が低い場合は、湯を張ったボウルに生地の入ったボウルを重ねるなどの工夫をすると良いでしょう。
ピザ生地レシピ:麺の茹で汁でモチモチピザ
麺の茹で汁を使うことで、もちもちとした食感のピザ生地になります。手軽に作れるので、休日のランチやパーティーにもおすすめです。
材料(直径25cm程度 2枚分)
- 薄力粉: 150g
- 強力粉: 100g
- ドライイースト: 3g
- 砂糖: 5g
- 塩: 4g
- ぬるめの麺の茹で汁: 150g〜170g (後述の「麺の茹で汁の準備」を参照)
- オリーブオイル: 15g
麺の茹で汁の準備
パン生地と同様、薄味の麺(パスタ、うどん、そばなど)を茹でた後の茹で汁を使用します。 塩分や油分の多いものは避け、人肌(30〜40℃)程度に温めてから使用してください。
作り方
- ボウルに粉類を合わせる: 大きめのボウルに薄力粉、強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、泡だて器で軽く混ぜ合わせます。
- 麺の茹で汁とオイルを加える: ぬるめに温めた麺の茹で汁とオリーブオイルを加え、ヘラやスプーンで粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
- こねる: 台の上に取り出し、生地がなめらかになるまで5〜7分ほどこねます。ピザ生地はパン生地ほどしっかりこねなくても大丈夫です。
- 一次発酵: 生地を丸くまとめ、ボウルに戻し入れ、ラップをかけます。暖かい場所(28〜30℃)で、生地が1.5〜2倍の大きさになるまで30〜40分ほど置きます(一次発酵)。
- 分割とベンチタイム: 発酵が終わったら、生地を軽く押さえてガスを抜きます。生地を2等分にし、それぞれ丸め直して、濡れ布巾をかけて10〜15分ほど休ませます(ベンチタイム)。
- 成形: 休ませた生地を、麺棒や手で円形に伸ばします。中央を薄めに、縁を少し厚めにすると、本格的なピザになります。
- トッピング: お好みのソース(トマトソースなど)を塗り、具材とチーズをトッピングします。
- 焼成: 220℃に予熱したオーブンで、10〜15分ほど、生地に焼き色がつき、チーズが溶けてグツグツするまで焼きます。
ポイント
- 生地の厚さ: 薄く伸ばすほどクリスピーに、厚めに伸ばすほどもちもちとした食感になります。お好みで調整してください。
- トッピングの水分: トッピングに水分が多いもの(例:生のトマト)を使う場合は、軽く水気を切ってから乗せると、生地がべちゃつくのを防げます。
- オーブンの予熱: ピザは高温で短時間で焼くのが美味しく作るコツです。オーブンはしっかりと予熱しておきましょう。
まとめ
麺の茹で汁は、意外にもパンやピザ生地作りに活用できる万能な食材です。今回ご紹介したレシピを参考に、ご家庭にある麺の茹で汁を無駄なく活用し、手軽で美味しいパンやピザ作りを楽しんでください。雑穀や、お惣菜の残りの野菜などを生地に練り込んだり、トッピングに活用したりすることで、さらにバリエーション豊かな食事作りが可能になります。冷凍レトルトのソースや、常備している調味料と組み合わせることで、手軽に本格的な味わいを再現することもできるでしょう。食品ロス削減にも繋がり、エコで賢い食卓作りを応援します。
